今さっき[プレビュー]オプションをオンにしたのに、すぐに忘れちゃう、物覚えの悪いIllustratorを矯正する方法
[ドロップシャドウ]効果のダイアログボックスの[プレビュー]オプションをオンにしても、いったん閉じてから、また開くとオフにしちゃうIllustratorさん、急ぎで仕事しているとき、一瞬殺意を覚えます… てなことを思っていたら、三階ラボさんが「あ、それ、Keyboard Maestroでできますよ」とヒントをくださいました。
さっき、やっとこそさできたので共有します。
下準備
[ドロップシャドウ]ダイアログボックスなどを開き、[プレビュー]の部分をキャプチャしておきます。
手順
キャプチャした画像([プレビュー])の中央にマウスポインタを移動してクリックする、というアクションに、キーボードショートカットを与えます。
- 「Illustrator」グループの中に、新規マクロを作成します。
- [New Trigger]をクリックすると表示されるメニューから「Hot Key Trigger」を選択します。
- キーボードショートカットに設定したいキーの組み合わせ(私の場合、option+Aにしました)をタイプします。
- [New Action]をクリックすると表示されるActionsリストから「Move or Click Mouse」を選択します。
- 「relative to the : front window's top left corner」をクリックすると表示されるポップアップメニューから「found image's center」を選択します。
- [Display]の左横のボックスに、下準備でキャプっておいた画像をドラッグします。
なぜ、option+Aなのか… それは、エレガントなQuarkXPressに敬意を表して。
ご参考:
- 3flab inc. | Keyboard Maestro の使い方 – 基本機能の説明編
- 3flab inc. | Keyboard Maestro の使い方 – マクロを作ってみる編
- 3flab inc. | Keyboard Maestro で Illustrator のスクリプトをサクっと実行
追記(2015年5月27日):
Windowsの場合、デフォルトでAlt+Pキーの組み合わせで、[プレビュー]をトグルできますね。
フルキーボードアクセスを使う
システム環境設定の[キーボード]カテゴリで、[フルキーボードアクセス]の「すべてのコントロール」を選択すると、tabキーを使って操作対象を移動できます。
この際、ラジオボタンの場合、スペースバーでクリック操作になります。
これを使い、Keyboard Maestroで次のような操作をマクロとして指定できます。
- 効果のダイアログボックスを開く
- プレビューをオンにする
- 入力したいフィールドをアクティブにする
たとえば、[ぼかし(ガウス)]効果は、ダイアログボックスを開いた直後は、[プレビュー]がオフになっているだけでなく、値を入力するフィールドがアクティブになっていません。
Keyboard Maestroマクロを使うことで解決できます。
## 追記:
Illustrator 24.1(2020年3月)から記憶するようになりました。