一時的に[手のひらツール]に切り替えるキーボードショートカットが、Illustrator CCから変更されています
ほかのツールを選択しているとき、一時的に[手のひらツール]に切り替えるキーボードショートカットが、Illustrator CCから変更されている、ということに本日気づいて愕然としました。
これまで(Illustrator CS6まで)は、「スペースバー」を押している間のみ、一時的に[手のひらツール]に切り替わりました。しかし、テキスト編集中は、スペースが入ってしまうので、command+スペースを押してからcommandキーのみ離すという方法があったのですが、Illustrator CS6ではうまく機能しないことがあるなどの問題がありました。何より、InDesignと挙動が異なる、というのが悩ましいところでした。
Illustrator CC以降、InDesignと同様に、テキスト編集中は、optionキーで[手のひらツール]に切り替わるようになっています。 そして、InDesignと同様、テキスト編集中でない場合でもoptionキー+スペースでいけますので、まったく同じ操作感で作業できることになっています。
テキスト編集中 | テキスト編集中以外 | 両方 | |
---|---|---|---|
Illustrator CS6まで | command+スペース、 そのまま、 commandキーを離す | スペース +ドラッグ | - |
Illustrator CC/ Illustrator CC 2014 | option +ドラッグ | スペース +ドラッグ | option+スペース +ドラッグ |
InDesign |
ご参考:
追記(2014年8月5日):
瀧本さんから
テキスト編集中とそうでない場合で、どうしてショートカットを変える必要があるのかと。合理的な説明ができますか?
編集中だろうがそうでなかろうが、「オプションキー」に統一すればいいじゃないか。誰も迷わない。
同じことがズームツールにもいえる。「コマンド+スペース」というトグルショートカット。「コマンド+スペース」に特別な意味がない“アメリカ製”というのがよくわかります。それを改善しようともしないAdobeの姿勢も。
手のひらツールとズームツールについては、いまだにQuarkXPressのほうが合理的で優れていると思います。
まったく同感です。 ちなみに、QuarkXPressでは、次のようなアサインでした。確か…
- optionキー(Altキー)で手のひらツールに
- controlキーでズームツールに
Illustratorでのオブジェクトのドラッグ時に、optionキーを押すことで複製というのは大事だけどね。
追記(2017年2月12日):
入力モードが「US」や「ABC」のとき、半角スペースが入ってしまいます。ATOKの「英字」なら入りません。