配置画像のリンクと埋め込み、Illustrator/Photoshop/InDesignでの違い
Illustrator CC、Photoshop CC、InDesign CCでの配置画像のリンクと埋め込みについてまとめてみました。
Illustrator | Photoshop | InDesign | ||
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メニューからの配置 | リンク | [ファイル]メニューの[配置]をクリック [配置」ダイアログボックス内で[リンク]オプションをチェック | [ファイル]メニューの[リンクを配置] | [ファイル]メニューの[配置] |
キーボード ショートカット | command+shift+Pキー | command+D | ||
埋め込み | [ファイル]メニューの[配置]をクリック [配置」ダイアログボックス内で[リンク]オプションをオフに | [ファイル]メニューの[埋め込みを配置] | ||
Finderからの配置 | リンク | ドラッグ&ドロップ | optionキーを押しながらドラッグ&ドロップ | ドラッグ&ドロップ |
埋め込み | shiftキーを押しながらドラッグ&ドロップ | ドラッグ&ドロップ | ||
配置後 | 埋め込み (配置後) | パネルメニューから[画像を埋め込み] コントロールパネルから[埋め込み]ボタン | レイヤーパネルでレイヤーを右クリックし [リンクされたアイテムの埋め込み] | [リンク]パネルメニューから[リンクを埋め込み] |
埋め込み解除 | [リンク]パネルメニューから[埋め込みを解除] | [リンク]パネルメニューから[リンクを埋め込み解除] | ||
[リンク]パネルを表示する | ([リンク]パネルがない) | command+shift+Dキー | ||
フォルダーに再リンク | ||||
ファイル拡張子にリンクを再設定 |
CCでは、次の点が古いバージョンと異なります。
- Illustratorは、CCから埋め込み解除をサポート
- Illustrator CC(17.1)から[ファイル]メニューの[配置]にデフォルトでキーボードショートカットがついた
- Photoshop CC(14.2)から[ファイル]メニューの[リンクを配置]をサポート
Illustrator CCでの画像配置
メニューコマンドから画像を配置するには、[ファイル]メニューの[配置]をクリックします。Illustrator CC(17.1)から、command+shift+Pキーのキーボードショートカットが付いています。
[配置]ダイアログボックスで、配置したい画像を選択します。リンクするか、埋め込むかは、ダイアログボックス内の[リンク]オプションで設定します。
Illustrator CC(17.1)以降、複数の画像を選択できるようになっています。
Illustrator CC(17.1)より前のバージョンでは、ダイアログボックスを閉じると、すぐに画像が配置されましたが、Illustrator CC(17.1)以降、クリック(またはドラッグ)しないと配置されません。
配置した画像は[リンク]パネルで管理します。
画像を埋め込むには、[リンク]パネルメニューから[画像を配置]をクリックします。
画像を選択していれば、コントロールパネルに[埋め込み]ボタンが表示されます。これをクリックして埋め込むことができます。
画像を埋め込むと、[リンク]パネルにのアイコンが付きます。
埋め込みを解除するには、[リンク]パネルメニューから[埋め込みを解除]をクリックします。
ダイアログボックスが表示され、画像名を指定します。埋め込み解除する際、PSD(Photoshop)形式になることを覚えておきましょう。
Illustratorでのキーボードショートカット(はInDesignに合わせて)
私の場合、InDesignと同様にするために、[ファイル]メニューの[配置]にcommand+D、[リンク]パネルの表示にcommand+shift+Dを割り当てています。
- Illustratorでの変形の繰り返しのcommand+Dが使えなくなるので、command+Yに変更
- command+shift+Dは透明グリッドを表示にアサインされているので、command+option+shift+Dキーに変更