Illustratorの「プレビュー境界」オプションは、アートボードの[選択オブジェクトに合わせる]には無効

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2013年12月24日、更新日:2013年12月24日
 

Illustratorの環境設定で設定する「プレビュー境界」オプションとアートボードの[選択オブジェクトに合わせる]の関係がトリッキーなので、まとめてみました。

Illustratorの環境設定で設定する「プレビュー境界」オプションは、アートボードの[選択オブジェクトに合わせる](または[オブジェクト全体に合わせる])には影響がありません。「プレビュー境界」オプションがオンでもオフでも、オンのような挙動をします。

たとえば、次のような状況で、[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[選択オブジェクトに合わせる]を実行すると...

次のようになります。

グループ化されているオブジェクトの場合

次のように2つのオブジェクトがグループ化された状態で[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[選択オブジェクトに合わせる]を実行すると...

特に問題はなく、予想通り、アートボードはぴったり縮小されます。

グループ化されているオブジェクトに効果が適用されている場合

次のようにグループ化されたオブジェクトに[形状に変換]効果をかけた状態で[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[選択オブジェクトに合わせる]を実行すると...

アートボードは、グループ化されたオブジェクトの領域まででフィットします(期待するのは、オレンジの領域でフィットすること)。環境設定の「プレビュー境界」オプションをオン/オフしても結果は同様です。

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