Illustrator CCでは「ポイント文字に切り替え」機能が付いたけど、まだまだ「エリアからテキスト抜き出し」スクリプトにお世話になる必要がありそう

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2013年11月12日、更新日:2017年1月 3日
 

Illustrator CCでは、ポイント文字とエリア内文字を切り替えるUI、コマンドが追加されましたが、エリア内文字に入りきらない文字がある場合、その文字が消失してしまいます(手動でも、[書式]メニューの[ポイント文字に切り替え]でも)。

もちろん、エリアを大きくしておいてから実行すれば、問題ないのですが、それだと、あまり恩恵がないというか、嬉しくありません。というか、まとめていくつか変換したいときなどに絶望的です。

ポイント文字に切替

エリア内文字に入りきっていない文字がある場合、右下に[+]のアイコンが表示されます。

[書式]メニューの[ポイント文字に切り替え]を実行すると、

次のようなメッセージが表示されます。

その結果、入りきっていない文字は消失してしまいます。

エリアからテキスト抜き出し(イラレでべんり)

DTP Transitでも何度かご紹介しているイラレでべんりの「エリアからテキスト抜き出し」を使ってみます。

[ファイル]メニューの[スクリプト]→[エリアからテキスト抜き出し]をクリックします。

次のようなアラートが表示されますが...

入りきっていない文字は、きちんと表示されます。

まとめ

Illustrator CCで「ポイント文字に切り替え」機能が付きましたが、帯に短し...。まだまだ「エリアからテキスト抜き出し」スクリプトにお世話になる必要がありそうです。

なお、「イラレでべんり」では、対応バージョンが「10/CS/CS2」と記載されていますが、Illustrator CCでも問題なく使えています。

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