アピアランスを使っているときに使い分けたいIllustratorの「プレビュー境界」オプション

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2013年9月 9日、更新日:2015年12月13日
 

Illustratorの[一般]環境設定に[プレビュー境界を使用]というオプションがあります(デフォルトはOFF)。

AICC-preview-outline-s.png

たとえば、次のように「形状に変換」アピアランスを設定した2つのオブジェクトがある場合を考えてみましょう。

AICC-preview-outline-2.png

[プレビュー境界を使用]オプションをOFFのままでキーオブジェクトを設定し、[整列]パネルの[等間隔に分布]をクリックすると、

AICC-preview-outline-5.png

次のように文字のみを対象として、くっついてしまいます。

AICC-preview-outline-3.png

[プレビュー境界を使用]オプションをONにしてから整列を行うと、見た目と同様に、黄色いボックスがくっつくように整列します。

AICC-preview-outline-4.png

このままだとくっついているところの罫線に二重に見えてしまうので、多少、調整は必要ですが...

追記

[整列]パネルのパネルメニューから設定することもできます。[情報]パネル、または、[変形]パネルにあった方が理にかなっているのですが...

AICC-preview-outline-6.png

Illustrator CS3でも同様です。

AICS3-preview-outline.jpg

ご参考

ご参考(「形状に変換」関連)

追記(2015年3月24日):

トラッキングをかけているとき、[オブジェクトのアウトライン]効果をかけても、バウンディングボックスがフィットしません(オレンジ部分は、[値を追加]を「0」に設定したもの)。

こんなときにも、環境設定で[プレビュー境界を使用]オプションにチェックを入れれば解決します。

追記(2015年12月13日):

三階ラボさんから、プレビュー境界ON/OFFを切り換えるスクリプトが公開されました。

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