Illustratorの最近のバージョンで保存するとファイル容量が増えるのか?について
次のようなご質問をいただきました。
@swwwitch 質問です。今現在、印刷業界で多く使われてるイラレのバージョンってなんでしょうか?それと使いやすいバージョンはどれでしょうか?会社で今CS検討中なのです。それと、上書きがメインなんですけどCSになると容量がすごく増えるとネットで見たのですけどどうなんでしょうか?
— akiさん (@akiyokki) 2013年6月3日
よく使われているIllustratorのバージョン
「現在、印刷業界で多く使われてるイラレのバージョンってなんでしょうか?」については、半年に一度くらいのペースで行われている吉田印刷所さんの「バージョンアンケート」が参考になるでしょう。
Illustratorの最近のバージョンで保存するとファイル容量が増えるのか?について
次の条件で試してみました。
- Illustrator CS6(Adobe Creative Cloud版)を使用
- 新規ドキュメントに3MBのJPEGファイルを配置
- [PDF互換ファイルを作成]、[配置した画像を含む]などのオプションを変更
配置した画像を含む | 埋め込み | |||
---|---|---|---|---|
ON | OFF | |||
PDF互換 ファイルを作成 | ON | 27.7MB | 12.9MB | 31.7MB |
OFF | 15.9MB | 1.1MB | 15.9MB |
[PDF互換ファイルを作成]、[配置した画像を含む]を両方ともオフにすると劇的に軽くなりますが、後工程(InDesignに配置)やワークフローの問題(添付すべきファイルがない、見つからない)の観点から、むやみにオフにすることは推奨できません。
なお、[PDF互換ファイルを作成]にチェックを付けずに保存すると、InDesignに配置したときに、プレビューの替わりに次のように表示されてしまいます。
InDesignに配置して出力するためには「PDF互換ファイルを作成」にチェックが必須なのです。
修正を重ねると容量が増えるのか?について
あんまり考えたことがないので、検証してみます。何か情報お持ちの方がいましたら、ぜひお知らせください!
@yoshida_print @swwwitch お返事ありがとうございます。修正を重ねていくことが多いもので容量がどんどん上がっていくのです。なのでどうしたらいいのかと...ほぼ独学なもので。CSなんてほぼ知識なく本を読んだりネットで検索したりと。
— akiさん (@akiyokki) 2013年6月3日