Illustratorを少しでも高速に使うヒント
現在、私は次のような環境で仕事をしています。
- MacBook Pro 15インチ(2011年モデル)
- 2.3GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ
- 16GB(メモリ)
- SSD 256GB
- Mac OS X 10.6.8
- Apple Cinema HD Display 30インチ(クラムシェルで接続)
2010年モデルのMacBook Pro(SSDに換装)から、Mac Proを使うことがなくなりましたが、逆に、作業や保存にストレスを感じることがなくなりました。強いていえば、再起動がはやすぎて、コーヒー淹れる時間がない...
なかなか環境を移行できない等の方もいると思いますので、高速化のヒントを挙げてみます。
環境設定の[一般]で[アートワークのアンチエイリアス]をオフにする
InDesignの表示画質でいうところの「ベクトル画像:速度優先」、「アンチエイリアスを使用可能にする:オフ」です。
その他
- 環境設定の[テキスト]で[フォントプレビュー]をオフにする(フォント選択時にもたつく場合)
- 環境設定の[テキスト]で[ラテン文字以外にインライン入力を適用]をオフにする(入力時にもたつく場合)
- ドキュメントのラスタライズ効果設定(効果メニュー内)で作業中は「スクリーン(72ppi)」に設定
- アピアランス:複雑なものは、入稿直前まで効果をオフに
- 段落スタイル/文字スタイルを使い込むほどにIllustratorは重くなります。
- インストールしているフォントを極力少なくする
- エリア内テキストの連結は極力避ける
ほかに何かあれば、ぜひシェアしてください!
追記:
- オーバープリントプレビューをOFFに。ただし、追ってONにしてチェックすることを忘れずに(@tmatsuhisaさんから)。
追記2:
あと、[PDF 互換ファイルを作成]をオフにすると、AIファイルのファイルサイズが激減するので、保存時間が短くなる、というのもあります。
ただし、『10倍ラクするIllustrator仕事術』では「052:リンク切れの画像を配置するには」にて、次の理由から[PDF 互換ファイルを作成]はオンに、を推奨しています。
- [PDF 互換ファイルを作成]をオフにすると、InDesignに配置したときにエラーが出る
- [PDF 互換ファイルを作成]をオンにしておくと、リンク画像が見つからないときに抽出できる
でも、これだけ軽くなると、作業中はオフにするのがいいかもしれませんね。
追記3:
@d_sachiさんからコメントいただきました。
不要なツール、プラグイン、プリセットの中身を「不使用」フォルダを作って戻せるように階層が分かるように移動して、イラレ起動時に読み込ませないようにします。フィルタ、効果、言語辞書、グラデ、シンボル、スウォッチ、スクリプト、スタイル、パターン、ブラシなどなど
あと瞬間技ですが表示をワイヤーフレーム(アウトラインモード)にして作業という手も!
下記のエントリーもあわせて。