IllustratorとFireworksで[縦横比を固定]のUIが異なりすぎる
Illustratorでオブジェクトの大きさを揃えるにはというエントリーで、縦横比を固定したまま変更することについて取り上げました。
Illustrator CS以降、[変形]パネルについている[縦横比を固定]アイコンがなにげに便利なのですが、このアイコン、IllustratorとFireworksでは異なりすぎます。
Illustrator
まずはIllustratorの[縦横比を固定]がオフの状態。
[縦横比を固定]がオンのときには、罫線が表示されます。
Fireworks
続いてFireworksの[縦横比を固定]がオフの状態。幅と高さをシンクできますよ〜的に、薄い点線が表示されています。
[縦横比を固定]がオンのときには、罫線が表示されます。
ちなみに、このように[プロパティ]パネルで縦横比の固定が可能になったのは、Fireworks CS4からです。
[変更]メニューの[変形]→[数値を入力して変形]をクリックすると表示される[数値を入力して変形]ダイアログボックスでは、[縦横比を保持]というオプションがあります。
チェックをオンにすると、鍵のアイコンと罫線が表示されます。
ちなみに、鍵のアイコンをクリックすると、こんな感じになります。鍵のアイコンだった箇所をクリックしても何も変わりませんので、元に戻すには[縦横比を保持]オプションのチェックをはずします。
Photoshop
Photoshopの[画像解像度]ダイアログボックスでは、鎖アイコンを太目の罫線。オフのときには両方表示されません。
まとめ
次の点で揺れています。
- 鍵アイコンと鎖アイコン
- オフの状態でシンクが可能かどうかがわかる罫線の表示/非表示
- [縦横比を固定]と[縦横比を保持]
オンのときにはIllustratorの[変形]パネルに準じ、オフの場合には幅と高さをつなぐ点線とシンクしていないことを明示的に表すアイコンが望ましいと考えます(cf. ライブカラーのパネル)。