データとして正しくても、納品物のレベルにはならない例
たとえば、こちらの例。Illustratorでテキストオブジェクトを入力し、左揃えになっているものです。
ルーラーガイドを引くと(というか、引くまでもないのですが)「そ」がかなり引っ込んで見えます。厳密に言えば、「知」もあやしい。
日本語フォントは仮想ボディと呼ばれる正方形の中にデザインされていますが、字面(実際の文字がある領域)は左右センター揃えになっているため、「そ」のような文字の場合、脇が空いてしまいます。
そこで、「そ」の左側にカーソルをおいて、手動カーニングによって調整します。このようにデータとして正しくても、納品物のレベルにはならないことがあります。
詰めればよい、というわけではありませんが、ぱっと文章として読みやすいのがどちらかは一目瞭然です。