Illustratorの作業では電卓を使ってはならない(たとえば行送りの計算)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2011年1月12日、更新日:2011年1月12日
 

たとえば、文字サイズをポイント系で指定していて、高さ6mmの表組みがあった場合、行送りの値を電卓で計算してポイント指定することは避けるべきです。 10行程度であれば問題ないのですが、これが50行、100行となった場合、積もり積もって合わなくなってしまうからです。

mm2pt-1.jpg

これを避けるために、この場合には[行送り]の値に「6mm」と入力します。

mm2pt-2.jpg

デフォルトの値がポイント系の場合、自動的に単位換算されて表示されます。

mm2pt-3.jpg

ここでは「17.01pt」と表示されていますが、実際には、もっと深いところまで計算しています。電卓を叩いて「17.01pt」と入力した場合とでは、大きく結果が異なるのです。

オブジェクトの分割

50mm x 50mmの四角形を三等分する場合にも、計算してから入力せず、[変形]パネルの[W]にて「50 mm/3」と計算します。

このような場合、実際には[グリッドに分割](旧「段組設定」)を使いますが…

『10倍ラクするIllustrator仕事術』(改訂第3版)

10年ぶりの全面改訂版として、2024年10月に技術評論社から発売。

2011年版、2014年と合わせて5万部超のロングセラーとなっています。

画像:『10倍ラクするIllustrator仕事術』(改訂第3版)

YouTube

DTP TransitのYouTubeチャンネルです。1分前後のクイックTipsを投稿しています。

チャンネル登録

Twitter

本サイトの記事以外に、小ネタやタイムリーな話題などをツイートしています。

マンスリーでまとめています。

お問い合わせ

このページの上部に戻る