Illustratorのアピアランスを地図で活用する(レイヤーに対してアピアランスを適用)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2010年11月19日、更新日:2011年1月 7日
 

地図を作成する場合には、文字に白フチを付けたり、道路の幅出しを行うなどの処理が出てきますが、そこで活用したいのがアピアランスをレイヤーに対して適用する方法です。

[レイヤー]パネルで、アピアランスを設定したいレイヤー名の「○」をクリックします。すると○が◎(二重丸)になり、[アピアランス]パネルでは、対象が「レイヤー」と表示されます。これに新規塗り/新規線を加え、設定します。

appearance-map3.gif

すでにあるオブジェクトはもちろん、その後に作成するオブジェクトすべてに対して、このアピアランスが適用されます。

白フチ

地図に限らず、文字に白フチを与えるケースは多々ありますが、レイヤーに対してアピアランスを設定することで、そのレイヤーに文字を増やすたびに自動的に適用できますし、グラフィックスタイルを用いずに一括変更が可能です。

appearance-map1.gif

道路の"幅出し"

道路を作成する場合、異なる線幅を重ねて道路のエッジを作成します。アピアランスを使わない場合には、レイヤーごと複製して、そのレイヤーすべての線を変更するなどの処理を行います。 1本の線であれば、複数の線を重ねたアピアランスでOKですが、交差する部分がうまくいきません。

appearance-map4.jpg

レイヤーに対してアピアランスを適用すれば解決します。

appearance-map2.jpg

ただし、この場合、道路の幅が異なるケース(幹線道路と小道など)では対応ができません。

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