【Illustrator】カテゴリの記事
たとえば次のように不透明度を下げたオブジェクトが2つ重なっていたとします。これをIllustrator 8.0以下の形式に別名保存したり、EPS保存を行うと、透明の分割が行われます。
Illustrator 8.0以下、および、PostScriptでは透明という概念がないため、不透明度のない状態にオブジェクトを分割するのです。
これを意識的に行う操作が[オブジェクト]メニューの[透明部分を分割・統合]です。
PAGE 2011のデジタルワークフロー・ソリューションZONEにて、今回、一番楽しみにしていたのが、松久 剛さん(大日本スクリーン製造)の『制作者のための出力できるPDF』です。
何度か聞いたことがありますが、毎回、パワーアップしてわかりやすくなっています。いつも発見があります。
機会があったら、ぜひ一度(と言わず何度か)聞いてみることをオススメします。
特に印象に残った「怖いオーバープリント」についてご紹介します。
塗りが「白」のオブジェクトに、オーバープリントを設定するとアラートが出ます
塗りが「白」のオブジェクトを選択して、[属性]パネルで[塗りにオーバープリント]にチェックを付けます。
困った、といっても好き好きですが、古くからのユーザーが戸惑うベスト3です。
フリックパン
Photoshop CS4から、手のひらツールでドラッグするときに、慣性スクロールするようになりました。
オフにするには、環境設定の[一般]で[フリックパンを有効にする]のチェックをはずします。
[アニメーションズーム]も切っておくとよいかもしれません。
スクラブズーム
Photoshop CS5から、ズームツールを右に動かすとズームイン(画面が拡大)、左に動かすとズームアウト(画面が縮小)します。
従来のように、拡大したい領域をドラッグできるようにするには、[ズームツール]を選択時に、オプションバーで[スクラブズーム]のチェックをはずします。
ピクセルグリッド
ピクセル間に白い線が表示されるようになっています。 非表示にするには、[表示]メニューの[表示・非表示]→[ピクセルグリッド]のチェックをはずします。
こちらの記事(InDesignのアドバンテージ(なぜ、IllustratorでなくInDesign?))を表にしてみました。
こうしてみると、InDesignってかわいがられすぎですよね...
分野 | 機能名 | Illustrator | InDesign | ||
---|---|---|---|---|---|
8.0 | 10.0 | CS-CS5 | |||
リフロー対応 | ルビ(ふりがな)、圏点 | ||||
インライングラフィック(文章中に挿入する画像) | |||||
段落境界線(段落前後に設定する罫線) | |||||
文字組み関連 | 異体字切替 | ||||
合成フォント | |||||
アピアランスを使わずに実現できるフチ文字 | |||||
二重、三重のフチ文字 | |||||
自動カーニング | |||||
自動縦中横 | |||||
文字組みアキ量設定 | |||||
スタイル | 段落スタイル、文字スタイル | ||||
次のスタイル | |||||
先頭文字スタイル(文字スタイル適用の条件設定) | |||||
正規表現スタイル | - | ||||
使い回し | グラフィックスタイル | ||||
シンボル | |||||
スニペット | |||||
表組み | ヘッダ行、フッタ行 | ||||
塗りのスタイル(1行おき) | |||||
表スタイル、セルスタイル | - | ||||
ページもの | マスターページ機能 | ||||
自動ページ番号 | |||||
セクションマーカー(章ごとの「柱」の設定) | |||||
ブック | |||||
目次と索引 | |||||
出力関連 | プリフライト(出力前のチェック) | ||||
パッケージ(画像やフォントの収集) | |||||
PDF書き出し | - | ||||
画像まわり | ドラッグ&ドロップによる配置(Finder/Bridge) | ||||
画像のエッジの自動検出 | |||||
PSDファイルのサポート | |||||
その他 | ファイルの復元機能(Save for crash) | ||||
アクション | |||||
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2011年2月26日、ラ・プラス青い森(青森市)にて、WDHA#30「DTP Booster 027 powered by WDHA」を開催します。
青森のWeb制作者のコミュニティ「WDHA」(わだー)とDTP Boosterのコラボイベントです。次の3本で構成予定です。
- 直しに強いIllustratorのデータ制作
- InDesign入門
- InDesignをコアとする電子書籍制作
詳細・お申し込みはWDHAのサイトから。