欲しかったのは、このサブスクリプションじゃないんです...

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2011年4月11日、更新日:2011年4月12日
 

CS5.5のリリースに合わせて、サブスクリプション(ライセンスの月次支払いプラン)が発表されました。

手頃な月額使用料で

と書いてあるのですが、本当にそうでしょうか?

これまで使い続けてきた人も、これから使う人も同じ金額のため、アップグレードを繰り返した方が断然安くなりますし、製品版+「.5アップグレード」を足すとそんなに金額が変わりません(次の計算はDesign Premiumの場合)。

subsription.png

想定されるのは、次のケースだと思います。

  • 社内のライセンスをまとめてアップグレードすると、それなりの金額になってしまう。そのような出費を避けたい
  • プロジェクトに応じて、単発でライセンスが欲しい

以前(2010年12月)に、Adobe CSは、そろそろサブスクリプションに移行すればいいのに - DTP Transitというエントリーを書いたのですが、私が意図していたのは、

  • 同じバージョンを使えば、バージョン互換の問題はなくなる
  • いたずらなUI変更は生産性を落とすだけ(さらに意図しないバグや仕様の不統一も増える)

つまり、「今回はパスするわ」という人がいなくなるくらいの価格設定しないと、意味がないと思うんです。

う〜ん、正直、ビミョー。これに尽きます。

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