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出る、出るといって、2年...? 『10倍ラクするIllustrator仕事術』の改訂版が、来月(10月)18日くらいに発売になります。
変更点は次の通り:
- 対応バージョンは、CS5/CS5.1/CS6/CC/CC 2014
- 178ページから78ページ増量の256ページ
- 金額は180円(だけ)アップの2380円
- 改訂版にありがちな「焼き直し」は69ページのみ
「2011年版を購入された方にも、また、読んでいただく」ことをコンセプトに編集しましたので、前回と同じ180ページ分が丸々が新しいトピックです。
Amazonでの予約がスタートしています。
従来、インライングラフィックを挿入するには、次のような手順を踏みました(現状でも可能)。
- 挿入したい画像のフレームを選択して、カット
- [文字ツール]を選択し、挿入したい箇所にカーソルを移動する
- ペースト
InDesign CS5.5は、 挿入したい画像のフレームの右上の青い■を、shiftキーを押しながら挿入したい箇所にドラッグ&ドロップするだけです。
この方法は、shiftキーを押さなければ、単なるアンカー付きオブジェクトになります。
インライングラフィック? アンカー付きオブジェクト?
アドビのヘルプには、次のような記述があります。
InDesign の以前のバージョンでは、このタイプのオブジェクトはインライングラフィックと呼ばれていました。
現在は、「インライングラフィック」と呼ばず、「アンカー付きオブジェクト」と呼ぶようです。
Illustratorでできないこと、修正されるべき日本語訳などについてまとめてみました。逆をいうと、これらは「現状ではできないこと」リストですので、遠回りされないようにご活用ください(主に、対象バージョンはCS6/CCです)。
できると嬉しい
- 効果関連のダイアログボックスなどの[プレビュー]オプションのON/OFFを環境設定で設定できるように
- 効果関連のダイアログボックスなどの[プレビュー]オプションのON/OFFにキーボードショートカットを設定できるように
- [ピクセルグリッドに整合]をコマンドに(アクションに追加できるように)
- [線]パネル内で、線端の形状の変更を連動できるように(大きさは連動できる)
- 画像トレースの初期値(白黒)を変更
- [整列]パネルに「大きさを揃える」ボタンが欲しい
- キーボードショートカットの検索機能が、コマンド/ツールを縦断できるように
- [次のアートボードへ移動]、[指定するアートボードに移動]コマンドの追加(プレゼンなどに便利)
- [書式]メニューの一番上の[Typekitからフォントを追加]を別の場所に移動
- PDF互換をオフにして保存しても、Quick Lookでプレビューが見えるように
- ホワイトオーバープリントの処理をInDesignと同様に
- [設定を同期]にアクションを同期できるように
- インライン入力をオフにできるように(Mac版)
- [文字]パネル内でのcommand+クリックで値の初期化
ローカリゼーション
- [ピクセルグリッドに整合]→[ピクセルグリッドにスナップ]
- Illustrator/InDesignでは「線」、Photoshop/Fireworksでは「ストローク」
- 「水平方向中央に整列」などの見直し
これまで何度か取り上げてきていますが、InDesignドキュメントには下位互換性がありません。たとえば、InDesign CS5で作成したドキュメントを、InDesign CS6で開いた場合、InDesign CS5では開けなくなります。
そのような意味からも、Mac環境であれば、ドキュメントごとに制作したバージョンで開くためのユーティリティ「InDesign Glee」は必須です。
2011年12月に発売された『10倍ラクするIllustrator仕事術』の改訂版が、2014年にリリース予定です(書影は「仮」)。
今回はCS5/CS6/CC対応で、内容も大幅改訂の予定。
ご興味持っていただける方は、「お知らせメール」にご登録ください。リリースのお知らせなどをお送りします。
追記(2014年10月20日):
『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版[CS5/CS6/CC/CC 2014対応])が発売になったため、受付終了しました。