Adobe CS4のアプリケーションフレームと、Mac OS Xのウィンドウの重なり問題
Adobe CS4がリリースされて100日。なんとか慣れようとがんばってきましたが、アプリケーションフレームを使うことは諦めました。
私の場合、次のような作業が多いため、作業効率化が低下してしまうのです。
- 文字原稿が入力されたテキストエディタ(Jedit)とInDesignを並べて、少しずつコピー&ペーストでの流し込み
- Finderのウィンドウから、Illustratorにドラッグ&ドロップで画像を配置
アプリケーションフレームとはあまり関係なさげですが、このように複数のアプリケーションを並べて、切り替えながら作業する場合に問題になるのが、Mac OSのウィンドウの重ね順の問題です。
たとえば、次のように、Jeditのウィンドウが1つ、Firefoxのウィンドウが2つある場合、Firefoxのウィンドウをクリックすると、どうなるでしょう?
Mac OS Xでは、次のように、クリックしたウィンドウが前面に出ます。つまり、上から見ると、Firefoxのウィンドウ、Jeditのウィンドウ、Firefoxのウィンドウという並びになります。
これが論理的にヘンだ、という人もいますが、たとえば、クリックしたFirefoxのウィンドウとJeditのウィンドウで作業したい場合、Firefoxのもうひとつのウィンドウは閉じたり、どかしたりといった手間が必要になります。そういう意味では、Mac OS Xのウィンドウの挙動は、ワークフローをわかっているんだな、と今更ながら納得です。
ここからは余談。
一方、Mac OS 9では、クリックしたウィンドウのアプリケーションのウィンドウがすべて前面に表示されます。
こっちの方がいいという人は、Comoというアプリを使っている人が多いようです。
- Mac OS XでデスクトップをクリックするとFinderのウィンドウを前面に出す(OS 9 風)ソフト「Como」 | kotaログ from Magical Remix&Co.
- Como 1.3 : PISCES
DragThingを使っている場合には、環境設定の[一般]内で、[切り替え時にすべてのウィンドウを前面に出す]にチェックをつけておくと、Comoと同様の効果をもたらすことができます(なぜか、チェックが入っていて、本日探しまくってオフにしました)。