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「FILL InDesign」というユーティリティを起動させておくと、InDesignで次のことが可能になります。
- 数字キーを使ってのcommand+0(全体表示)、command+option+0(スプレッド全体表示)
- helpキーを無効に(deleteキー、delキーを押そうとして、意図せずヘルプウインドウが起動してしまう方に朗報です!)
- ガイド・グリッド等の表示/非表示を一括で操作(デフォルトはF13)
- 完全フォーマットなしでペースト(option+V)
それぞれの機能は独立してON/OFFできますが、いずれもかゆいところに手が届くものばかりです。素晴らしいものを提供くださっているものかのさんに感謝!
- ものかの » download(ページの下の方にあります)
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- ものかの (monokano) on Twitter
先日ご紹介したInDesign Gleeしかり、このあたりはアドビにがんばっていただきたいところです。派手な新機能よりも、この手の調整の方が日々の仕事にはインパクトがあるんです。
InDesignの表に行や列を挿入するには、次のキーボードショートカットが用意されています。
コマンド | キーボードショートカット |
---|---|
行の挿入 | command+9 |
行の挿入(最終行) | (最終セルで)tabキー |
列の挿入 | command+option+9 |
もっと早くて簡単な方法
特にたくさんの複数行を挿入するときに重宝しそうです。
- 行の罫線にマウスポインターを合わせて
- optionキーを押しながらドラッグします。その距離に応じて、自動的に行が挿入されます。
補足
- 最終行以外の行でもOK
- 列の挿入もOK
- 最終行、最終列に限り、逆方向にドラッグすると削除(ただし、中身も消えてしまうので注意)
InDesignドキュメントのバージョンを自動判別して制作したバージョンで開くユーティリティには、古くはInDesignProxyがありますが、CS5対応版の後継版Soxyから有償になってしまいました。
ものかのさんのInDesign Gleeを使うと、もっと簡単にスムーズなワークフローが可能になります。
- InDesignのかわりにinddアイコンがファイルタイプに応じて変わる
- inddを「保存されたバージョンのInDesign.app」で開く
- InDesign互換ドキュメント、ブック、ライブラリの保存バージョンも検出する
Mac 版 InDesign は、InDesign ドキュメント(以下 indd)のアイコンがすべて「インストールされている最新バージョン」になります。そのため、どのバージョンで保存されたのかを容易には確認できません。この世のどこかにきっと「常に最新バージョンで開いて作業すればいい」という桃源郷があるのでしょうけど、実際はユーザのほとんどすべてが困っているのではないでしょうか。
Illustrator CS2以降、「編集モード」(またはグループ編集モード)という機能があるのですが、なにげにここ数バージョンのIllustratorの最大の機能強化ではないかと思うのです。
グループ化されたオブジェクトのひとつを編集したい場合、Illustratorでは[グループ編集ツール]を使いますが、後発のInDesignにはありません。
PageMakerやInDesignは、キャメルケース(複合語の頭を大文字)だけど、Dreamweaver、Photoshop、Fireworksは、複合語ではない扱いになっているなど、一貫性がないのも原因ですが、かなり乱れまくっています。
誤り | 正しい |
---|---|
PhotoShop | Photoshop |
DreamWeaver | Dreamweaver |
Indesign | InDesign |
MacOSX | Mac OS X |
FireWorks | Fireworks |
Pagemaker | PageMaker |
iphone | iPhone |
WEB | Web |
- アドビのアプリケーション名は、CS3からは、大文字になってしまうなど迷走しています。「パッケージなどでは大文字表記だが、記載するときには従来通りの表記が正しい」とアドビの広報に確認しましたが、実際、アドビのサイトなどでも大文字表記が増えつつあります...
Webは頭字語でないのでWEBのようにすべて大文字にするのは不自然。