【CS2】カテゴリの記事
InDesignで、画像に対してキャプションとのアキの制御するには、市川せうぞーさんのスクリプトをお使いの方も多いと思います。
このスクリプトのように画像に対して左右のキャプションには対応できませんが、私がよく使っているのは、キャプションのテキストフレームに、フレーム内マージンを設定する方法です。
Illustrator、Photoshop、InDesignのカラー設定をそれぞれ個別に設定するのは面倒です。この手の作業は手間がかかるだけでなく、ミスも生じやすいのが欠点ですが、Adobe Bridgeを使うと、この作業をまとめて行えます。
誤ってBridgeが起動するたびに「ちっ!」と思う方にも、これは使っていただけそうな機能ではないでしょうか...
なお、この機能は、Bridge CS2以降で使えます(CSは未検証)。
「FILL InDesign」というユーティリティを起動させておくと、InDesignで次のことが可能になります。
- 数字キーを使ってのcommand+0(全体表示)、command+option+0(スプレッド全体表示)
- helpキーを無効に(deleteキー、delキーを押そうとして、意図せずヘルプウインドウが起動してしまう方に朗報です!)
- ガイド・グリッド等の表示/非表示を一括で操作(デフォルトはF13)
- 完全フォーマットなしでペースト(option+V)
それぞれの機能は独立してON/OFFできますが、いずれもかゆいところに手が届くものばかりです。素晴らしいものを提供くださっているものかのさんに感謝!
- ものかの » download(ページの下の方にあります)
- 公式のReadMe
- ものかの (monokano) on Twitter
先日ご紹介したInDesign Gleeしかり、このあたりはアドビにがんばっていただきたいところです。派手な新機能よりも、この手の調整の方が日々の仕事にはインパクトがあるんです。
InDesignドキュメントのバージョンを自動判別して制作したバージョンで開くユーティリティには、古くはInDesignProxyがありますが、CS5対応版の後継版Soxyから有償になってしまいました。
ものかのさんのInDesign Gleeを使うと、もっと簡単にスムーズなワークフローが可能になります。
- InDesignのかわりにinddアイコンがファイルタイプに応じて変わる
- inddを「保存されたバージョンのInDesign.app」で開く
- InDesign互換ドキュメント、ブック、ライブラリの保存バージョンも検出する
Mac 版 InDesign は、InDesign ドキュメント(以下 indd)のアイコンがすべて「インストールされている最新バージョン」になります。そのため、どのバージョンで保存されたのかを容易には確認できません。この世のどこかにきっと「常に最新バージョンで開いて作業すればいい」という桃源郷があるのでしょうけど、実際はユーザのほとんどすべてが困っているのではないでしょうか。
Illustrator CS2以降、「編集モード」(またはグループ編集モード)という機能があるのですが、なにげにここ数バージョンのIllustratorの最大の機能強化ではないかと思うのです。
グループ化されたオブジェクトのひとつを編集したい場合、Illustratorでは[グループ編集ツール]を使いますが、後発のInDesignにはありません。