CCアプリケーション、2015年11月アップデート
各アプリケーションのCC 2015のアップデートが行われました。
ちなみに「2015年11月アップデート」とされていますが、実際には12月に入ってから。アメリカ時間で11月ということらしいです…
Adobe Creative StationのCCアプリケーション、2015年11月のアップデート内容まとめ をユーザー目線で解説してみます。
Creative Cloud デスクトップ バージョン 3.4.1.181
「Creative Cloud デスクトップアプリケーション」というのは、Creative Cloudの各アプリやアセットなどを管理するアプリケーション。通常、メニューバーの右上に雲のアイコンで表示されているアレです。
それはともかく、週明けから、Mac環境(OS X El Capitan)で「Creative Cloud デスクトップアプリケーションが(勝手にアップデートされ)暴走して困る」という問題が起きており、アドビ サポート担当(@AdobeSupportJ)から速報が流れました。
【速報】Creative Cloudデスクトップアプリケーションをアップデート後、MacOS環境の一部のお客様からプロセスのCPU使用率が増大するというご報告を頂いています。ご迷惑をお掛けしますが、こちらの回避方法をお試しください。 https://t.co/qg1y0Lso6G
— アドビ サポート担当 (@AdobeSupportJ) 2015, 11月 30
環境設定で[Creative Cloudデスクトップを常に最新に保つ]オプションをオフにしておくとよさそうです。
ちなみに、こちらの続報。
【情報追加】Creative Cloudデスクトップアプリケーションをアップデート後、MacOS環境でプロセスのCPU使用率が増大するという現象について、フォーラムに新たな回避方法を追記しました。 https://t.co/qg1y0LaMI6
— アドビ サポート担当 (@AdobeSupportJ) 2015, 12月 2
最新版
これまでは、最新バージョンのインストールに「Creative Cloud デスクトップアプリケーション」のアップデートが必須でしたが、これが修正された模様。
新しい「アプリケーションのアップデートを確認」メニューオプションにより、Creative Cloud デスクトップを最新の状態にしなくても Creative Cloud アプリケーションの最新のアップデートを取得できるようになりました。
名称を一考いただきたい
「Creative Cloud デスクトップアプリケーション」と聞いて連想するのは、モバイルアプリに対しての、IllustratorやPhotoshopなどのデスクトップアプリですのです。何かややこしいので名称変更した方がいいと思うんですけど…(「CC管理アプリ」とか)
「Creative Cloud デスクトップアプリケーション」で統一されるならまだしも、環境設定では「Creative Cloudデスクトップ」や「Creative Cloudデスクトップアプリ」と揺れています。一般名詞ならともかく、固有名詞を(一貫性なく)省略するのはいただけません。
デスクトップアプリケーション共通
- さりげなく「設定を同期」が消えている(Illustratorのみ個別の設定の書き出し/読み込みは残っている)
- アプリケーションフレームがデフォルトでオンに
- 「開始」ワークスペース(起動時、および、すべてのドキュメントが閉じているときに出てくる画面)
Illustrator(CC 2015.2、19.2.0)
- Shaperツール(ジェスチャーを使って四角形や円などのシェイプを作成したり、シェイプを結合、変形などを行うツール)
- ライブシェイプ(四角形だけでなく、楕円、多角形、線にも対応)
- ダイナミックシンボル(マスターシェイプとのリンクを保持したまま、線や塗り、不透明度など)
- スマートガイドの強化(オブジェクト同士の間隔のヒント)
- SVG書き出しオプションの刷新
- Creative Cloud Librariesの強化(カラースウォッチとカラーグループの読み込み、段落スタイルのサポート)
その他、参照リンク
- Illustrator&InDesign CC 2015アップデート | Adobe Creative Station
- Adobe Illustrator CCの新機能 | Illustrator CCの購入
- IllustratorCC 2015.2 新機能レビュー - hamfactory
やっとスプラッシュスクリーンが変わったけど、やっぱり「これじゃない感」満載…
Photoshop(CC 2015.1、16.1)
- デザインスペースの機能強化
- アートボードの強化(アートボードごとのガイドとグリッド、簡単な追加)
- ツールボックスのカスタマイズ
- フォント検索機能の強化(お気に入り、分類、類似)
その他、参照リンク
- Photoshop ヘルプ | 新機能の概要
- Illustrator&InDesign CC 2015アップデート | Adobe Creative Station
- InDesign CCの新機能 | Adobe InDesign CCの購入
スプラッシュスクリーンは安定のテイスト
InDesign(CC 2015.2、11.2.)
- タッチスペースとタッチスペース上のジェスチャーのサポート
- Publish Online(プレビュー版)の機能強化
- コンテキストメニューからの字形変更
その他、参照リンク
- InDesign ヘルプ | 新機能の概要
- Photoshop CC 2015 アップデート | Adobe Creative Station
- Adobe Photoshop CCの新機能 | Photoshop CCの購入
InDesignの勉強部屋
- No.12 「スタート」ワークスペース | InDesign CC 2015 | InDesignの勉強部屋
- No.13 選択された文字の異体字を表示 | InDesign CC 2015 | InDesignの勉強部屋
- No.14 タッチインターフェイス | InDesign CC 2015 | InDesignの勉強部屋
スプラッシュスクリーンは安定の意味不明。
Flashは「Adobe Animate CC」に
Flashの名称が変更され、「Adobe Animate CC」になりました。
- Adobe Flash Professional を Adobe Animate CC に名称変更 | Adobe Creative Station
- Flash Pro CCがAnimate CCに名称変更! Flashが終わったと勘違いをする前に知っておきたい8つのこと - ICS MEDIA
- 最後の Flash Professional - akihiro kamijo
GIGAZINEの記事はちょっと誤解を招くタイトルです。
Edgeシリーズは終了
アドビの努力とリソースを集中させるため、Edge Reflow(プレビュー版)、Edge Inspect、Edge Animateについて今後の開発を中止することとしました。
2016年、Dreamweaverは、オープンソースエディターBracketsを統合し、最先端のコーディング環境を提供します。