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PSDファイルのリンク配置
Photoshop CCでの最大の進化は、PSDファイルのリンク配置が可能になったことだと思う。特にWeb制作のワークフローにおいてこれは画期的。
「ペライチ」的なWebページが増えつつあるが、やはり、Webサイトは複数ページで構成されることが多い。一方、Photoshopには、Illustratorの複数のアートボードのように「複数のカンバス」機能がない。レイヤーカンプを使って“やりくり”することはできるが、やはり、カンバスそのものの大きさをIllustratorのように変えることはできない。
Webページはページによって縦方向の長さが変わることはもちろん、マルチデバイス対応を想定すると、単純にPC/タブレット/スマホといった大きさ変更はもちろん、タブレットとスマホの場合には、縦置き/横置き(ポートレート/ランドスケープ)にも対応しなければならない。
2015年1月27日(火)、28日(水)、モリサワ本社(大阪)で新春展「MORISAWA FAIR 2015」が開催されています。
その中の特別企画セミナー「10倍ラクするIllustrator 仕事術」を鷹野 雅弘(スイッチ)が担当しました。
参照リンク:
MdNから『Illustratorプロフェッショナルの教科書 デザイン作成とパス・文字を正しく扱う技術』が発売になりました。
著者は高橋としゆきさん。
初心者が特につまづきやすいところ(ベジェ曲線やアピアランスなど)は、特にページ数を割いて詳しく解説しています
とのことです。作例のテイストがよく、またこなれているので、高橋さんの書籍には定評があります。
これからIllustratorを勉強される方は、1冊目に『Illustratorプロフェッショナルの教科書』、2冊目に『10倍ラクするIllustrator仕事術』をオススメします。
最近、セミナーでスクリプトを紹介すると評判がよいので、10個選りすぐってみました。
これらを提供してくださっている作者さんたちに感謝します。
はまりどころを見つけると「むちゃくちゃ早く終わる」「手作業ではムリ」なことが実現できるので、「ここでこういうことができると快適になるのに」をリストアップしておいて、たまに棚卸ししてみるとよいと思います。
追記
2017更新版を公開しました。
なぜ、スクリプトを使うの?
Illustratorでの作業を効率化するには、キーボードショートカットやアクションを使う方法がありますが、そもそも次のような場合には、有償のプラグインを使うほか、スクリプトを使う方法があります。
- Illustratorではできないこと
- できるけれど手間がかかること(→結果としてミスが生じやすいこと)
なお、スクリプトには、Mac/Windows両方で使えるJavaScriptがよく使われます(過去には、MacはAppleScript、WindowsではVBScriptが使われることが多かったです)。
拡張子は「jsx」。手を加えるにはソースコードを読む必要がありますが、使うだけならブラックボックスのまま使えます。
Illustratorだけでなく、PhotoshopやInDesignなどのアプリケーションもJavaScriptによる制御が可能です。
スクリプトの利用方法
Illustratorでスクリプトを動かすには、次の3つの方法があります。
PDFのアイコンをクリックすると『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)の抜粋版(「スクリプトの使い方」)をダウンロードいただけます。
- 「/Applications/Adobe Illustrator CC 2014/Presets/ja_JP/スクリプト」に入れる(Illustratorを再起動すると[ファイル]→[スクリプト]のサブメニューに表示される)※「スクリプト」にアクセスしやすいようにエイリアス/シンボリックリンクを作成しておくとよい
- command+F12キーでスクリプトファイルを指定する([ファイル]→[スクリプト]→[その他のスクリプト])※スクリプトファイルがどこにあっても実行可能
- ScriptKeyAi、SPAi、Keyboard Maestro、Ai Script Assist、Script Slot Liteなどを使う(キーボードショートカットを与えることができる、スクリプトファイルがどこにあっても実行可能)
[ドロップシャドウ]効果のダイアログボックスの[プレビュー]オプションをオンにしても、いったん閉じてから、また開くとオフにしちゃうIllustratorさん、急ぎで仕事しているとき、一瞬殺意を覚えます… てなことを思っていたら、三階ラボさんが「あ、それ、Keyboard Maestroでできますよ」とヒントをくださいました。
さっき、やっとこそさできたので共有します。