Acrobat/PDF:FDFファイルのやりとり
Acrobat/PDFでの校正ワークフローの基本ですが、ご参考までに。
Acrobatでは、注釈(校正指示)のみをFDFファイルに書き出すことができます。FDFは、注釈情報だけなので、40KBとか、ものすごく軽いのが特長。
つまり、120MBあるPDFファイルの校正を、PDFファイルなしでやりとりできる、ということです。
FDFファイルを受け取ったら、元のPDFと同じ場所においてダブルクリックすれば、PDFが開いて注釈が読み込まれるのですが、うまくいかない場合にはこんなメッセージが出ます。 その場合には、[はい]をクリックしてPDFファイルを指定します。
なお、FDFファイルを書き出すには、[注釈]メニューの[注釈をデータファイルに書き出し...]をクリックします。 注釈ツールバーの[オプション]→[選択した注釈の書き出し...]を使えば、特定の注釈のみを選択することができます。
FDFによるやりとりの一番の醍醐味は、複数人の校正指示をまとめられること。 同時に、AさんとBさんに校正をお願いする場合、Aさんはこういってるけど、Bさんは異なる意見、といった場合、校正指示を俯瞰して見ることができるのは、紙ベースでは実現できません。 社内政治による意見調整や、校正による先祖返りに苦しんでいる方はには朗報かもしれません。