PDF/Xファイルからページを増減すると、PDFのバージョンが変わってしまう

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2005年11月26日、更新日:2014年2月 8日
 

InDesignだけでなく、Illustrator CS2でも別名保存で、簡単にPDF/Xファイルを作成できるようになりました。

PDF/Xファイルは、Acrobat 4.0互換のPDF1.3というバージョンであることが条件です。しかし、そのPDFからページを削除したり、ページを追加してから保存すると、作業しているAcrobatのバージョンに変更されてしまいます。

これを解決する方法をご紹介します。

操作手順

[アドバンス]メニューの[PDFの最適化]をクリックします。[互換性を保持]で「Acrobat 4.0およびそれ以降」を選択します。

次に、画像が入っている場合には、[ダウンサンプル]を「オフ」、さらに[圧縮]を「既存を保持」に選択します。カラー画像、グレースケール画像ともに実行してください。 ほかにもフォント、透明度等の設定がありますが、あとはそのままでよいので、[OK]ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。

備考(1)

繰り返し上記の作業を行う可能性がある場合には、[PDFの最適化]ダイアログボックスで、プリセットとして保存しておきましょう。

備考(2)

  [ファイル]メニューの[ファイルサイズを縮小]コマンドでも、バージョンダウンできますが、こちらは印刷用として使うことは御法度です。

225dpi以上の画像は自動的に150dpにダウンサンプルされてしまうほか、ダウンサンプルする際、JPEG圧縮してしまいます。結果、印刷に耐えるクオリティでなくなってしまいます。

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