【【2015年1月】カテゴリの記事一覧】
(2000年にリリースされた)Illustrator 9.0以降、次の機能が追加されました。これらをまとめて「アピアランス」と呼んだり、または「透明」と呼びます。
- オブジェクトを半透明に扱う(不透明度)
- オブジェクト同士の演算(描画モード)
- フィルターの仮適用(効果)
- 複数の塗り、複数の線
Illustrator 8.0までは、この「透明」という概念がないため、上記の機能を使ったものは、Illustrator 8.0までを対象としたRIP(出力機)では対応していません。
そこで、出力(場所)によっては、次の作業を行うことによって、Illustrator 8.0と同様にデータに修正します。
- 分割・統合([オブジェクト]メニューの[分割・統合])
- アピアランスの分割([オブジェクト]メニューの[アピアランスの分割])
- 透明の分割・統合([オブジェクト]メニューの[透明部分を分割・統合])
- ラスタライズ([オブジェクト]メニューの[ラスタライズ])
ただし、これを行うと、新しいバージョンで継続して編集できませんので、別ファイルとして作業を行うようにしましょう。
MdNから『Illustratorプロフェッショナルの教科書 デザイン作成とパス・文字を正しく扱う技術』が発売になりました。
著者は高橋としゆきさん。
初心者が特につまづきやすいところ(ベジェ曲線やアピアランスなど)は、特にページ数を割いて詳しく解説しています
とのことです。作例のテイストがよく、またこなれているので、高橋さんの書籍には定評があります。
これからIllustratorを勉強される方は、1冊目に『Illustratorプロフェッショナルの教科書』、2冊目に『10倍ラクするIllustrator仕事術』をオススメします。
CCモバイルアプリが、どのアプリケーションと連携するのか、下記のページに記載されていますが、表にしてみました。
分野 | アプリ名 | 連携 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デスクトップ | モバイルアプリ | Ink & Slide | |||||||||
Ai | Ps | Draw | Line | Sketch | Color | Shape | Brush | ||||
キャプチャ | Brush CC | ||||||||||
Shape CC | |||||||||||
Color CC | |||||||||||
デザインと | Illustrator Draw | ||||||||||
Illustrator Line | |||||||||||
写真処理と | Lightroom mobile | ||||||||||
Photoshop Mix | |||||||||||
Photoshop Sketch |
検索すると、かなり昔から出てくる話題ですが、改めて。
InDesign上で、たとえば「PDF」に「ピィーディーエフ」とルビを振ります。これをPDFに書き出すと、「PDF」で検索することはできません。
Acrobat上でテキストをコピーすると、次のようになるためです。
- モノルビ:「PピィーD ディーF エフ」
- グループルビ:「PピィーディーエフD F」
かろうじて、グループルビのとき、「ピィーディーエフ」は検索できますが、モノルビでもグループルビでも、親文字はバラバラになってしまうようです。
結構、深刻な問題だと思うのですが…
関連リンク
『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)の発売を記念して開催している全都道府県縦断セミナーツアーの2015年1月と2月の予定です。括弧内は主催イベント名。