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2013年5月20日(月)19:00-20:00、アップルストア銀座(3Fシアター)でDTP Booster 039を開催します。
今回は、CS6、および、Adobe Creative Cloud版のCS6に追加された新機能にフォーカスし、ユーザー目線×ベンダーの言い分でバトルします。
会場(アップルストア銀座)の性格上、オープンセミナーですので、当日会場にお越しくだされば、どなたでもご参加いただけますが、事前登録いただくとリマインダーやフォローアップをお送りします。
追記(2013年5月9日):
Illustrator CS6だけでなく、Illustrator CCの新機能についても触れる予定です。
残念ながら、Illustrator CS6のアクション機能の実装はひどいものです。
ボタンモードにすると「command」となるところ、「Ctrl」と表示されてしまう
[アクション]パネルのパネルメニューから[ボタンモード]をクリックすると、次のように「command」となるところ、「Ctrl」と表示されてしまいます。
「Ctrl」はWindowsのものです。Windows環境で開発し、後からMacに移植したのでしょうか?
2007年7月にマイナビ(当時はマイコミ)から文庫スタイルの『変革期のウェブ』という書籍をリリースしました(私は企画、編集、DTPを担当)。
絶版になって久しいということもあり、今年(2013年)になってEPUBで再リリースしました(下部にパブーのリンクを掲載。無償です)。
元が縦組みだったのでそのままでもよかったのですが、横組みにすることにして再編集しました。これがムチャクチャ大変な作業だったのです。
「横組み ←→ 縦組み」の変換で必要な編集作業
「横組み ←→ 縦組み」の変換は、単純に組方向を変えるだけでなく、次のような作業が必要です。
- 横組みでは「Twitter」「Web」とするところ、縦組みでは「ツイッター」「ウェブ」のようにカタカナで扱うことが多い(アルファベットのままだと、書籍の内容によっては読みにくい)
- 横組みでは「12,000人」とするところ、縦組みでは「一万二千人」のように記述する。この変換は手作業でないと厳しい。
- 横組みでは「1行」とするところ、縦組みでは「一行」のように記述する。でも、「一連」や「一番」、もちろん、「一所懸命」は漢数字のまま、これも単純に置き換えられませんので、すべての文章をチェックする必要がある。
いうまでもなく、上記は「縦組み → 横組み」だけでなく、「横組み → 縦組み」も同様ですよね。私個人の意見としては、電子書籍において、縦組みにこだわりすぎるのはどうかな、と思ったりします(もちろん、元原稿が縦組みであれば、それを流用するのはよいと思いますけれど)。
規格やリーダーが対応しているから、といって、単純に組方向変えればいい、というわけにはいきませんし、真の縦組み対応には、きちんとした編集作業が不可欠です。
ただでさえ、予算が取られていることが少ないですが、編集作業の予算を組み込まないと悲惨なことになります。
以前にも取り上げましたが、改めて「編集モード」についてまとめてみました。
編集モードの対象
- グループ化されたオブジェクト
- 複合シェイプ(拡張されていないパスファインダーを適用したオブジェクト)
- シンボルの編集
編集モードを使うには
- ダブルクリック
- キーボードショートカットを設定する([その他のオブジェクト]の[選択オブジェクト編集モード])
[前回のフィルター]って...フィルターメニュー消えて久しいのですけどね...
Illustrator、Photoshop、InDesignなどの[ウィンドウ]メニューには、次の機能があります。
- パネル類が表示され、それぞれのパネルを開く/閉じる
- アプリケーションフレーム、アプリケーションバーを表示/非表示する
- 開いているドキュメントウインドウを整頓したり、タブ化したり、作業対象のドキュメントを切り替える
上記の順番なども、アプリケーションによって異なりますが、改善が必要だと思われるのがパネルへのアクセスです。
現状ではアイウエオ順になっており、見つけにくいったらありゃしません。特にひどいのがIllustrator。