InDesignのファイル互換(CS3-CS6)
InDesignファイル(.indd)は下位互換性がないため、新しいバージョンで保存してしまうと古いバージョンでは開けなくなります。
InDesign CS4以降、IDML(InDesign Markup形式)というフォーマットで書き出すと、ひとつ前のバージョンで読み込むことができます。ただし、これは応急処置的なものと捉え、なるべく頼らないのが無難です。
InDesign CS6からは、別名保存のダイアログボックスで「IDML」を選べるようになりました(これまでは[ファイル]メニューの[書き出し])。さらに、「InDesign CS4以降(IDML)」のように、"ひとつ前"のバージョンでなく、InDesign CS4まで対応していることを明記しています。
表にまとめてみました。
作成バージョン | 方法 | フォーマット | 読み込みバージョン | |||
---|---|---|---|---|---|---|
InDesign CS3 | InDesign CS4 | InDesign CS5 | InDesign CS5.5 | |||
InDesign CS4 | 書き出し | INX | ||||
書き出し | IDML | |||||
InDesign CS5 | 書き出し | IDML | ||||
InDesign CS5.5 | 書き出し | IDML | ||||
InDesign CS6 | 別名で保存 | IDML |
参照リンク
- InDesign CS5:バージョン間の互換性 - DTP Transit
- InDesign:バージョン間の互換性 - DTP Transit
- 以前のバージョン用にファイルを書き出す(InDesign CS4/CS5)
- Adobe InDesign CS5 - 前のバージョンの InDesign への下位バージョンでの保存
- [QP] InDesign関係のエラー情報まとめ | 2010年8月更新分 #InDesign
- InDesign が 2 世代前のバージョンに保存しない理由
追記(2014年2月):
InDesign CS6(CC版)以降、新しいバージョンで保存されたドキュメントを開く際に、クラウド上での自動変換によって開けるようになりました。
ただし、完全な互換があるわけではありませんので、ご注意ください。