不思議で(やっかいな)InDesignの合成フォント
InDesignの合成フォントは「/Users/takano/Library/Preferences/Adobe InDesign/Version 6.0-J/ja_JP/CompositeFont/」内で管理されます。
ちょっとトリッキーなのは、この点:
- Illustratorから書き出した合成フォントを読み込むと、ファイルとして上記に保存されます。
- InDesignでドキュメントを開いていない状態で作成した合成フォントは、ファイルとして上記に保存されます。
- 合成フォントを使っているInDesignドキュメントを開くと、そのドキュメントを開いている間だけ、合成フォントが上記にファイルとして存在し、ドキュメントを閉じると、そのファイルも消えます。
InDesignの合成フォントはIllustratorでは使えない
Illustratorの合成フォントをInDesignで共有する - DTP Transitの逆バージョンで、InDesignの合成フォントファイルをIllustrator側に持っていく(読み込みはできないので「/Users/takano/Library/Application Support/Adobe/Adobe Illustrator CS4/ja_JP/合成フォント」に入れる)と、右図のように悲惨なことになります。
同じ合成フォント名がダブるとき(コンフリクト)
InDesign CS3以降、同じ名前の合成フォントが存在するとき、InDesignが勝手に合成フォント名の末尾に「-1」「-2」のようにナンバリングするようになりました。
ブックを使っているときに、ブックを構成するドキュメントで合成フォントのコンフリクトがあると、いろいろ困った事態になるようです。これについてはまたの機会に。